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Baby-Pro REPORT23
[アップリカA型ベビーカー 比較レポート]

どこが違うの?何が便利なの?どれが赤ちゃんに優しいの?

  
 


<アップリカ A型ベビーカーの検証>

小さな赤ちゃんを乗せるA型ベビーカーは、何かと気を使うものです。
赤ちゃん優先にすれば大きく重くなるし、親の使い勝手優先にすると
コンパクト軽量ながら、シートが狭かったり対面ハンドルがなかったりします。

今回はアップリカの両対面ベビーカーをピックアップ。
似たように見えるラインナップですが、使い勝手はどう違うのか、
赤ちゃんの乗り心地に違いはあるのか、調べてみました。
     


ベビーカー スペック比較表
※機能説明画像は、すべてが該当商品のものではありません。イメージとして使用してるものがあります。
    ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680
  
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アップリカA型ベビーカー(両対面)ショッピングページ 
使用期間 1カ月〜満2歳まで
重量 ロイヤル 6.1kg
やや重量級
スウィート 4.9kg
標準的
680 4.7kg
標準的
モデラート 5.8kg クール 4.9kg 550 4.5kg
使用時サイズ(mm) W535×D750〜980×H940〜1100 W470×D725〜935×H815〜1000 W470×D670〜940×H820〜1020
シートサイズ(mm) 左右手すりの内寸: 330
平均的なシート幅: 約300
長さ:680
面積指数:
204
左右手すりの内寸: 310
平均的なシート幅:約280
長さ:680
面積指数:
190
左右手すりの内寸: 315
平均的なシート幅: 約280
長さ:680
面積指数:
190
シートサイズは意外なほど拮抗していて、微妙にベビークルーザーが広いという程度です。シート幅は、クッションの先で計って表記している例がメーカー資料にありますが、あまり意味がないように思うので、Baby-Proで実測した有効値を上記に表記しました。
シートの通気性 Wサーモメディカルシステム (ベンチレーション&プロテクション)

背面部に多数の穴を開けて、通気性を確保しています。ワンタッチで開閉可能。
さらに、アルミを貼り地面からの熱の反射を試みています。
 
シートのクッション ノーマル
背もたれ リクライニング 角度 130゜〜170゜
シート高 ハイシート
ノーマル
ノーマル
フロント セーティガード 両面開き
片開き
片開き
ハーネス
初期状態は腰と股の3点式。
肩ベルトも同梱されており、
必要に応じて追加できます。
  
開閉の仕組み・ハンドル切り替え
折り畳み方式  変則4つ折 変則4つ折り つ折り
上半分を見ると、畳んでも幅は変わらず、2つ折りのような感じですが、足元は前後左右にぎゅっと縮まる4つ折り。タイヤ部分がかさばらないのがメリットですが、ジョイントが多いので、開閉操作は若干コツを要します 前後に畳まれるので、幅はそのままで縮まりませんが、構造的にシンプルで開閉操作が大変に簡単です
収納サイズ(mm) W440×D435×H940〜1120 W440×D310〜340×H845〜1030 W470×D300〜390×H785〜975
収納時体積指数 180
ややかさばる
136
標準的
111
コンパクト
昔は、4つ折りの方が小さくなり、2つ折りは大きいというイメージでしたが、現在は4つ折りタイプが高機能化、大型化して、逆に2つ折りはコンパクト化、軽量化して、立場が逆転してしまいました。ショコラも2つ折りながら、実質的な体積は最も小さく、収納場所の狭い方にお勧めです。
収納時スペース(面積指数) W440×D435mm(191)
(約B5 4枚分)
W520×D390(203)
(約B5 3枚分)
W390×D415(162)
(約B5 2.5枚分)
   
対面・背面切り替え ハンドル両脇のレバーで操作 ハンドル上部のボタンで操作 ハンドル両脇のレバーで操作
ワンタッチタイプが一時主流でしたが、ハンドル切り替えの際に子供の指を挟むことがあるため、
目が届きやすいように、ハンドル付け根のレバーで行なうタイプが増えてきました。。
高さ調節 7ポジション・マルチハンドル
7ポジション・マルチハンドル
7ポジション・マルチハンドル
ウレタン巻きのハンドルで手にしっとりとなじみます。たまに「ベタッとした感触が嫌」と言う方もありますが比較的少数でしょう。角度は7段階。 2つ折りタイプの方がハンドルの剛性感は少し高いです。
 
背の高いパパなどは、対面ハンドルで使用すると、足先がベビーカーにぶつかって歩きにくいことがあるでしょう。
かといって背面では子供が不安そう、というときは、マルチハンドルを前側に倒して、ベビーカーの横に立って歩くと、横並びに歩けます。お子さんの視界の中にいられるので親子とも安心です。

 
幌の形状と使い勝手
  ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680
フードを閉じた時のUVカット率 98%以上 96%以上 不明
解説 大きい日よけはとても安心。シートをフラットにすると、すぐに顔面に直射日光が当たってしまうものですが、ベビークルーザーの幌なら万全。メッシュウィンドゥがあるので通気性も確保でき、内部での熱のこもりも軽減できます。メッシュのカバーはめくるだけの簡単操作。

幌を支える骨の数も多く、幌を縮めても中で生地が垂れ下がりません。広々空間で、フォルムも美しく、ベビーカーの幌としてはかなり完成度が高いと思います。

できれば、後ろからも幌が跳ね上げられると、より自由度が高くなります。頭部の保護のため、メーカーはわざと避けたのかもしれませんが。
 
一般的には、このくらいの幌でも十分です。メッシュウィンドゥも大きく、2面あります。

メッシュのカバーはくるくると巻き上げてボタンでとめます。


幌内の空間は、ベビークルーザーとショコラの中間です。幌の生地はショコラよりも厚め。
ショコラの幌は、比較的薄めに仕上げてあり、メーカーいわく、幌を全閉しても、明るさを感じられるようにしたということです。確かに内側から見ると、ドットの柄が鮮やかに浮き上がります。

メッシュウィンドゥのカバーはくるくると巻き上げてボタンでとめます。2面開きで、メッシュ部分の大きさも十分。

幌自体の大きさは小振りで、VERYベリーMiniよりも若干小さめ。高さもやや低く、幌の中の空間としては、一番小さいです。3本ある幌の柱の内、一番後ろの柱はワイヤーでかろうじて形を整える程度のものです。
 

クルーザーは幌を縮めてもほとんど生地が垂れ下がらず、広い空間を作り出すのが特徴。他のものは幌の中の生地が、一部垂れ下がります。
他グレード ベビークルーザー
モデラートは1面
VERYベリーMini
Coolは1面
ショコラ550は1面
   
段差越えの操作性と安定性 

ベビーカーは平らなところばかり転がすワケではありません。
でこぼこ、段差のあるところも快適に走行できないといけません。
ベビーカーの車輪は1〜2センチの段差でも角度によっては引っかかって動けなくなることがあるので、
ハンドル操作で乗り越えなければなりません。下記のデータは、そうしたハンドル操作時の必要荷重を
「5キロ」のダミーを乗せて計測したものです。
★ハンドル部にフックを付けて荷物をぶら下げるケースがよくあります。これは基本的にご法度なのですが、
便利なのでついしてしまいますね。下記のACはそうした荷物をぶら下げるケースと同じです。したがって
軽いと操作性は向上しますが、荷物のぶら下げで転倒する恐れも出てきます。相反する要素なので注意してご覧下さい。

 
ハンドル操作でベビーカーの前輪を持ち上げ、段差を越えるという想定で
前方車輪が浮き上がるために必要なハンドルへの負荷を
計測しました。(ダミー人形は5キロ・生後2ヶ月相当)


【背面ハンドル時】
@足で押さえて、ハンドルを引く
A足を使わず、ハンドルだけ押し下げる


【対面ハンドル時】
B足で押さえて、ハンドルを引く
C足を使わず、ハンドルだけで押し下げる
 
 
  ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680
@足で押さえてハンドル
   を引く

3.2キロ

フレームがやや遠い
2.2キロ

軽くできる
1.6キロ

極めて軽く出来る
フレームも丈夫で
足が掛けやすい
@大抵のベビーカーにはフレームの後ろ側に左右に延びたフレームがあるので、そこに足をのせてから、
  ハンドルを引くと比較的軽い力で前輪が浮きます。
A足を使わず、ハンドルだけで押し下げる
(10キロオーバー)
×
ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。
7.5キロ

なんとか出来る
6.4キロ

出来る
ハンドルに荷物をぶら下げても転倒しません。ただ、ハンドルを傷めるので荷物を掛けるのはお勧めしません。 手だけでも前輪を浮かせられるのは便利です。
ただし、うっかり重いものをハンドルにぶら下げると
ベビーカーごと子供が転倒してしまいます。
A足を使わず、ハンドルだけを押し下げて前輪を浮かせるのは結構力が要るものです。
もし荷物をハンドルに引っ掛けるとしたら、この程度の重さでひっくり返るということです。
★Baby-Proでは、ハンドルに荷物を掛けることは推奨しません。子供が危険ですし、
 ベビーカーの寿命も縮めます。やむを得ず掛ける場合も、ごく軽いものに、留めましょう。
B足で押さえて、
   ハンドルを引く

5.2キロ

出来る
5.5キロ

出来る
5.1キロ

出来る
フレームも丈夫で
足が掛けやすい
B対面ハンドルの場合は概して重心から遠ざかるので、足で押さえて、ハンドルを引いても、背面時よりは力のいることが多いです。ただし、クルーザーはステップが遠くて、やりづらい感があります。
C足を使わず、ハンドルだけで押し下げる
(10キロオーバー)
×

ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。

(10キロオーバー)
×

ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。

(10キロオーバー)
×

ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。

C対面ハンドル時に、足を使わず、ハンドルだけで押し下げる方法は、この3種では無理でした。
解説 ハンドルが長めで、全体に大柄なベビーカーですが、使い勝手も鷹揚です。段差越えが苦手なので、足をうまく併用するか、下記のアドバイスを参考にしてご利用ください。 アップリカベビーカーの平均的な使い心地。対面ハンドル時の段差越えについて注意することを忘れなければ、問題ないでしょう。 前後の足元に左右のフレームをつなぐステーがあるので、足を掛けてハンドルを引く操作も楽勝。ハンドルが低いことを除けば、扱い易いベビーカーです。

知っておいて欲しいこと


ハンドルがしなって上がらない
これらのベビーカーは、対面時にハンドル操作だけで前輪を浮かすことができません。そのため、2センチ程度の段差でも上がれずに止まってしまうことがあります。このことを知らずに横断歩道などを渡ると、車道から上がれず慌てることがあるので、注意しましょう。

上記Bのように足を使って超えるか、あっさり右図のように向きを変えて乗り上がるのが無難です。


押してだめなら、引いてみよう

 
重量バランスもベビーカーの旋回性能に影響します(ダミー5キロ荷重) 

前後車輪にかかる重量バランスを計測してみました。

[括弧]の数字はキャスターにかかる荷重割合。
ベビークルーザーは常に進行方向前側がキャスターになります。
ほかのベビーカーは、背面時 前輪キャスター、対面時 後輪キャスターとなります。

キャスターにかかる荷重が少ないと、方向転換に必要な力が少なくてすみます。

ちなみにハンドルの切り替えをすると、実際にはキャスターの軸位置が微妙に変わるため
背面時と対面時と両方で計測をしています。  
  ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680
【背面ハンドル時】

 [41]59

【対面ハンドル時】

 36[64]
【背面ハンドル時】

 [35]65

【対面ハンドル時】

 [43]57
 
【背面ハンドル時】

 [33]67

【対面ハンドル時】

 [38]62
キャスターの数 4輪キャスター 2輪キャスター 2輪キャスター
背面ハンドル時の
キャスター位置
対面ハンドル時の
キャスター位置
解説 赤ちゃんの頭側が重く、背面ハンドル時はナチュラルな使い心地ですが、対面ハンドルにすると、余計に重心がキャスター側にいくため、コントロールが渋くなります。

それでも、前輪キャスターの方が使いやすいと思う方もあるでしょうし、後輪キャスターにして、軽い操作感で使用する方がいいと思う方もあるでしょう。どちらでも好みで選べるのが、4輪キャスターの利点です。
背面ハンドル時は前輪キャスターの荷重が軽く旋回性能に優れます。

対面時のキャスター側の加重は増加しますが、後輪キャスターの場合は、多少加重増があっても、操作は軽快です。詳しくは次のコラムでご案内します。
背面ハンドル時は前輪キャスターの荷重が軽く旋回性能に優れます。

対面時もキャスターの加重はとても軽く、全体に軽快な押し心地が楽しめます。

ただし、後輪キャスターは、使い方にコツがありますので、次のコラムを参照ください。
      
キャスターの位置と旋回性能 



「前輪キャスター」とか「後輪キャスター」とか表現がありますが、どう違うのかピンとこない方もあるでしょう。

まずキャスターというのは左の写真のような、方向転回を楽にしてくれる装置です。
前輪キャスター 後輪キャスター


そして、進行方向前側の車輪がキャスター付のものを「前輪キャスター」といいます。進行方向後ろ側の場合は、後輪キャスターです。

通常は、2つのキャスターがついていますが、ベビークルーザーのように4輪ともキャスターのものもあります。4輪キャスターは進行方向に対し前側でも後ろ側でも自分の使いやすい方にキャスターを設定できます。

【 前輪キャスターは、ベビーカーをイメージ通りに転がせる 】


予習が出来たところで、その動きを見てみましょう。

・右側の動きが「前輪キャスター」タイプ
・左側の動きが「後輪キャスター」タイプ の方向転回の様子です。

前輪キャスターは後輪側を軸にして向きを変えるため、とても自然な動きでスムーズに方向を変えていくことが出来ます。操作に馴染みやすく、だれにでもイメージどおりに押しやすいところが特徴です。

  

【 前輪キャスターなら、すべて良いわけではない 】

ただし、注意もいります。ハンドルとキャスターの位置関係が対角線上になるので、力が必要になる場合があることです。理想的な前輪キャスターの条件は、下記の3つです。

 ・キャスターにかかる荷重が軽いこと
 ・内輪差が吸収できるように、回転がスムーズであること
 ・ハンドルに加えた力が、キャスターに届きやすいように、フレーム剛性が高いこと

背面ハンドルでこの条件を充たすものは多数ありますが、対面ハンドルではほとんどありません。
ちなみに「内輪差の吸収」についてはこちらを参照ください。 Baby-Pro REPORT1 ベビーカーのキャスターについての考察

 

【 後輪キャスターは、コツがいる 】

後輪キャスターの場合は、行きたい方向と逆の方向に大きくハンドルを送り出してやることで向きを変えます。

上記の動きのように自分の動きも大きくなりやすく、慣れないと大回りをしてしまいますが、ハンドルだけをオーバーぎみに動かすという要領が分かれば右のように最短距離の移動で鋭角な方向転換が出来ます。(ちょっと器用さがいります。)



【 後輪キャスターは、力が要らない 】

左で述べましたように、後輪キャスターは、「大きめのハンドル操作」がコツで若干慣れが必要ですが、
キャスターとハンドルが同じ位置関係にあるので、反応が良く、極めて軽い力で動くのも特徴です。
(単純にテコの原理です。)

【 後輪キャスターは、フラフラするのが当たり前 】

「対面ハンドルで転がすとベビーカーが曲がる」
「対面ハンドルだとフラフラする」

こういう相談をよく受けます。車を運転する方なら次の説明がわかりやすいかもしれません。


前車輪の向きが変わる自動車は、ベビーカーでいう「前輪キャスター」タイプ。前向きには直進性も良く自然に走れます。ハンドルに力をいれなくても自然とまっすぐ転がります。

では、バックで走るとどうでしょう。バックでまっすぐ走ろうとすると、結構フラフラして向きが定まりませんよね。これがベビーカーでの後輪キャスタータイプ。ハンドル操作がシビアに出やすく、常に制御していないとまっすぐ転がりません。


ところが狭い車庫入れなどはバックでなければ融通がききません。倉庫の中をちょこまか動くフォークリフトも後輪がキャスターで、旋回性能に長けています。双子用ベビーカーなど重量が重いときは後輪キャスターだと方向転換がスムーズです。

ハンドルを対面で使用するとなかなかまっすぐに転がせないという声が多いのは、このような特徴からです。個別のベビーカーの不具合ではありません。

<一例 ネルッコベッド eye to eyeの場合>

5キロのダミーを乗せ、ハンドル上部に横方向の力をかけてベビーカーが回転を始めるのに、
【前輪キャスターの場合】必要荷重2.0キロ
【後輪キャスターの場合】必要荷重0.6キロ

       
なんと1/3以下!


前輪キャスターは操縦性が良く、背面ハンドルとなじみが良い。

前輪キャスターでも、対面になるとスムーズさに欠ける場合が多い(重心の問題)。

2輪キャスターは、対面時に押しにくい不自由があるが、コツである程度は補える。また、ハンドル操作が軽いという利点もある



座面の振動吸収性について


 
ベビーカーのシートを最大に倒した状態で、Baby-Pro自社製作の振動計測ダミーを乗せて、一般路面を走行しました。身長70センチ、体重9キロ、9ヶ月前後の赤ちゃんに相当します。

測定部は頭部。10Gまでの加速度変化を記録します。
ハンドルは対面の状態としました。
路面はアスファルト面と砂利の浮き出た入ったコンクリート面。

  
路面1(一般的なアスファルト) 路面2(砂利の浮き出たコンクリート面)
    
振動データグラフの内容

   頭部データ

   
Ax軸・・・水平、かつ進行方向に沿った前後方向の振動(加速度変化) 
   
Ay軸・・・水平、かつ進行方向に垂直な左右方向の振動(加速度変化)
   Az軸・・・上下方向の振動(加速度変化)

   グラフ下側の数値・・・計測時間で、数字自体は無視して下さい。
                 1メモリ0.3秒に統一しています

   加速度は単位時間当たりの速度の変化量をいいます。
   1s(秒)間に速度が10m/s増加するときの加速度は10m/s2(10メートル毎秒毎秒)
   であり、1Gとも言い換えられます。
   グラフは、振幅の大きさも気になりますが、小刻みに上下に振れるもの
   (波がとんがっているもの)は、プラスの加速度からマイナスの加速度へ
   頻繁に切り替わっているので、振動としては性質が悪いです。
   
   波の上下が小さく、かつなだらかなものが乗り心地も良いといえます。
   実験では測定を繰り返し、全体を観察していますが、ここではそのなかで、
   平均的な部位のグラフを一部分抽出しています。

    


路面1を走行時の波形
ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680

ベビークルーザーの静粛性の高いのがわかりますが、差異は顕著ではありません。通常のアスファルト面では、どのベビーカーも十分な乗り心地が得られそうです。

  
  
路面2を走行時の波形
ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680

旧ベビークルーザーの振動吸収データはかなり良いものでしたが、マシュマロクッションが通常タイプに変わったためか、そこそこのデータにとどまりました。3機種の中ではベビークルーザーが優秀ですが、あまり差異はありません。マシュマロクッションのないショコラも意外と健闘しています。


ひとつおことわりがあります。上記のデータはいずれも「気道閉塞マモール」というヘッドレストを外しています。どうしてもこれをひくと頭部が微妙にバウンドしてしまい、データが悪くなります。路面1の方ではあまり影響がありませんが、路面2では3機種ともデータが悪くなりました。

これはダミー人形との相性の問題もありますが、おわん型のヘッドレストの形状は、ひょっとすると頭を「お手玉状態」に跳ねさせてしまうのかもしれません。

また、気道閉塞の心配は、未熟児や新生児に対してのものが主だと思いますので、ベビーカーにこれがないと危険という認識はBaby-Proではもっていません。



総 評
ベビークルーザー
ロイヤル
VERYベリーMini
Sweet
ショコラ680
ポイントのおさらい
広く、乗り心地の良いシート、幌の中の広い空間と、赤ちゃんにとって、好環境を提供してくれます。赤ちゃんのために、A型に望まれる多くの条件を充たしています。

操縦性ですが、全体に大柄で、ハンドルも長いので、きびきびとした動きは苦手。ゆったりとした動きが似合うベビーカーです。

対面ハンドルで前輪キャスターが使える仕組みが何よりものウリですが、バランスとフレームのやわらかさが、機敏さを損なわせているのが残念。

機能面での選択肢が多い分、自分の好みの使い方を模索できる点は魅力。器用でこまめな方に向いています。

大型で自由度の高い幌は完成度高く、美しいフォルムで秀逸。シルエットが印象的なベビーカーは国産に珍しいですね。

大きすぎず、小さすぎず、重すぎず、軽すぎず、平均的な感覚で作られた印象のベビーカー。

A型ベビーカーに多くの方が望む、大きな幌、両対面ハンドル、広めで通気性の良いシート、などが無難に装備され、アップリカならではの片手開閉、安定自立、畳んで転がせる、といった付加機能も備えます。

あえて難を言えば、フレーム剛性が高いとは言えないことと。お子さんが重たくなってくると、向きを変えるたびにフレームがゆがむ感じがします。ベビークルーザーよりは手足が短い分マシなのですが、こんなものだと慣れていただくしかないでしょう。
アップリカでは珍しい2つ折りタイプですが、シンプルな使いやすさがあります。開閉操作が直感的にできますし、力もいらず簡単。

4つ折り以上に小さくなりますし、シートの広さも遜色なく、乗り心地もまずまずです。

4つ折りより剛性が高いので、フレームのゆがみが少なく、コントロール性能が上がります。

幌の造りが華奢で、遮光性が低いことが残念ですが、そこを我慢すれば、なかなか使い勝手の良いものです。

育児に、ご年配の方もお手伝いされるなら、扱いやすいショコラが最適です。
親の使い勝手としては・・・
ハンドルが高く、背の高い方も押しやすいでしょう。4輪キャスターが、万人向きかどうかは疑問。 平均的な日本の女性に扱いやすいサイズはこのあたりでしょう。2輪キャスターの対面ハンドルはコツがいりますが、力はいりません。慣れるが勝ち。 とにかく簡単なものがいいという方はこれで決まり。2輪キャスターの対面ハンドルはコツがいりますが、力はいりません。背面時は特にキビキビと動き、快適です。
子供の快適性は・・・
大型で配慮のきいた幌が、夏は大きな陰を作り、冬も防寒に役立ちオールシーズン有効。通気性や振動吸収性も悪くないので、トータルでの快適性能はトップクラス ベビークルーザーと比較するとちょっと物足りませんが、それは贅沢の域かも。必要十分な内容です。 幌が華奢で小ぶりですが、シートの快適性は及第点です。
総 評
赤ちゃんのための快適空間を考えたら、ベビークルーザーロイヤルがお薦め。シックなデザインで品よくお出かけが楽しめます。 クルーザーとショコラの中間的な存在がVERYベリーMini。デザイン的にもカジュアルで、気取らないお出かけができます。 簡単操作や軽さ、コンパクトさを第一に考えるならショコラ。実用本位で選びたい方にお薦め。


Baby-Proの視点


美しいものはいいですね。ベビークルーザーのきれいな幌のラインは、存在感が一際。アールを描いた新しいデザインの手すりとあいまって、独特の上品さをかもし出しています。

ただ、あの手足の長さを考えると、フレーム剛性をさらに煮詰めたほうが、良さが体感できるでしょう。

高級品は4つ折りで、という公式があるのかもしれませんが、ショコラのような2つ折りの方が剛性を容易に高められ、4輪キャスターと相性が良いように思います。

そう考えていると、初期の4輪キャスターを思い出しました。その製品は、2つ折りのベビーカーをベースにした4輪キャスターのベビーカーです。ベースモデルはプラムファーストといい、愛子様ご生誕の際に、アップリカが皇室に献上したことのあるベビーカー。大きく重く、今時のものではありませんが、丈夫で、前後バランスも良くて、基本性能をきっちりと押さえたベビーカーだったので、4輪キャスターに仕様変更しても、背面も対面も使い勝手の良いものでした。

大きく、重くても良ければ、赤ちゃんにいいものはもっと簡単に作れるのかもしれません。少しでも親の都合を考えて、軽くしたい、小さくしたいという努力が、話をややこしくしているように思います。





赤ちゃんのためにベビーカーを買うのか、親のためにベビーカーを買うのか、そこのところをはっきりさせて考えるのがいいでしょう。

 参考 Baby-Pro REPORT19 ベビー用品選びのものさし

・赤ちゃんのために選ぶなら、ベビークルーザーロイヤル。

・簡単操作や手軽さで選ぶならショコラ。
 
・両方の中間的な性格がVERYベリーMini。

これを基本に、あとはデザインやカラーの好みでお選びください。
 


レポート作成 2006/10
 次回はコンビのベビーカーについて特集する予定です

 
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