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Baby-Pro REPORT24
[アップリカA型ベビーカー 比較レポート(2)]

4輪キャスター・2輪キャスター、どっちが便利?
赤ちゃんに優しいベビーカーはどれ?

アップリカの新型両対面ベビーカーは、コンパクトさと多機能を
両立させた興味深いラインナップ。4輪キャスター2機種と、
2輪キャスターの1機種をピックアップしてみました。
 ページ1
 
 
ベビーカー スペック比較表
※機能説明画像は、すべてが該当商品のものではありません。イメージとして使用してるものがあります。
    トッコ レヴ ショコラクワトロ ショコラ600
   アップリカ トッコレヴ ショコラクワトロ  ショコラ600 
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使用期間 1カ月〜24ヶ月まで
重量 5.3kg 標準的 5.3kg 標準的 5.1kg 標準的
重量についての評価 5.3キロというと、「とても軽い」とは言いにくいですが、これだの機能を詰め込んでの5キロは驚異的。「華奢で頼りない」と言われることもある日本のベビーカーですが、重く作って良ければ丈夫に作るのは簡単。軽さを求める声と、多機能を求める、相反する要素を巧みにバランスしたのがこれらのベビーカーで、十分納得のいく重量でしょう。 2輪キャスターで、やわらかパット(頭周囲のパットと腰ベルトのカバー)が省略されるものの、マシュマロGクッションのウレタン分重くなって、結果的には200gしか変わりません。
使用時サイズ(mm) W500×D740〜955×H940〜1040 W500×D715〜995×H870〜1040 W470×D690〜930×H860〜1020
シート仕様 アップリカ トッコレヴ シート
マザーズシート
@気道閉塞マモールパッドDX
A背中快適さらっとシート
B腰・首やわらかパッド
ショコラクワトロ シート
マザーズシート
@気道閉塞マモールパッドDX
A背中快適さらっとシート
B腰・首やわらかパッド
ショコラ600 シート
マモールメディカルシート
@気道閉塞マモールパッド
A脊椎マモール発育シート
シートサイズ(mm) 左右手すりの内寸: 315
平均的なシート幅: 約280mm
フラットシート時のシート丈 長さ:680
面積指数:
190 ・・・ 標準的で必要十分なシート面積です。1歳以上になったら
頭が支えてきますが、徐々に寝る機会も少なくなるので支障はないでしょう。
シートの通気性 Wサーモメディカルシステム (ベンチレーション&プロテクション)

背面部に多数の穴を開けて、通気性を確保しています。ワンタッチで開閉可能。
さらに、アルミを貼り地面からの熱の反射を試みています。
 
シートのクッション ノーマル ノーマル
背もたれ リクライニング 角度 130゜〜170゜
シート高 ノーマル
ノーマル
ノーマル
フロント セーティガード 片開き
片開き
片開き
ハーネス
5点式ハーネス
初期状態は腰と股の3点式。
肩ベルトも同梱されており、
必要に応じて追加できます。
   
開閉の仕組み・ハンドル切り替え
折り畳み方式  つ折り
前後に畳まれるので、幅はそのままで縮まりませんが、構造的にシンプルで開閉操作が大変に簡単です。
アップリカ トッコレヴ 折り畳み ショコラクワトロ 折り畳み
収納サイズ(mm) W500×D380×H900〜1010 W500×D380×H820〜1010 W470×D260〜280×H800〜980
収納時体積指数 171
156
105
数値的にはかなり差が出ましたが、体感的には意外なほど、ほとんど差異がありません。トッコ レヴやショコラクワトロは足元が張り出しますが、一部分で全体的な影響はないことと、ショコラ600はコンパクトに畳めるものの、幌やシートがある程度はみ出すので、結局見た目はほとんど変わらないいう印象です。
収納時スペース(面積指数) W500×D380mm(190)
(約B5 4枚分)
W500×D380mm(190)
(約B5 4枚分)
W470×D260mm(122)
(約B5 2.5枚分)
   
開閉操作・安全ロック
ハンドル上部で操作
ハンドル上部で操作
開閉操作も
両対面の切り替え操作も
ハンドル上部のボタン
ワンタッチ一括操作

ハンドル対面・背面切り替え ハンドル両脇のレバーで操作
ハンドル両脇のレバーで操作
ワンタッチタイプが一時主流でしたが、ハンドル切り替えの際に子供の指を挟むことがあるため、
目が届きやすいように、ハンドル付け根のレバーで行なうタイプも増えてきました。
操作が別々の方が、故障も少ないようです。
高さ調節
(画像はイメージ)
7ポジション・マルチハンドル
7ポジション・マルチハンドル
7ポジション・マルチハンドル
最大ハンドル高さ 1040mm 最大ハンドル高さ 1040mm 最大ハンドル高さ 1020mm
        ウレタン巻きのハンドルで手にしっとりとなじみます。角度は7段階。
 
背の高いパパなどは、対面ハンドルで使用すると、足先がベビーカーにぶつかって歩きにくいことがあるでしょう。
かといって背面では子供が不安そう、というときは、マルチハンドルを前側に倒して、ベビーカーの横に立って歩くと、横並びに歩けます。お子さんの視界の中にいられるので親子とも安心です。

 
幌の形状と使い勝手
  トッコ レヴ ショコラクワトロ ショコラ600
アップリカ トッコレヴ 幌 ショコラクワトロ 幌 ショコラ600 幌
幌の評価 大きい日よけはとても安心。シートをフラットにすると、すぐに顔面に直射日光が当たってしまうものですが、トッコレヴの幌ならかなりしっかり覆えます。メッシュウィンドゥがあるので通気性も確保でき、内部での熱のこもりも軽減できます。メッシュのカバーはめくるだけの簡単操作。

幌を支える骨の数も多く、幌を縮めても中で生地が垂れ下がりません。広々空間で、フォルムも美しいものです。生地は内張り付きで遮光性を高めています。

できれば、後ろからも幌が跳ね上げられると、より自由度が高くなると思いますが、今はホックで止める方式です。メッシュウィンドゥのフードをくくりとめるものがなくなったので、風が吹くとパタパタします。
 
シルエットはトッコレヴの方が美しいと思いますが、ショコラクワトロの幌は高さ調節が可能(2段階)で、なかなか重宝です。子どもが小さいときは低め位置で使用すれば、斜めに差し込む日差しもトッコレヴ以上に、かなりしっかり防ぐことができます。

メッシュウィンドゥが1つしかないのが、ちょっと残念ですが、開いてくくりとめるひもが付いています。

生地は内張り付きで遮光性を高めています。

ショコラ600の幌は、ショコラクワトロの幌と同じシルエット。

高さ調節はない代わり、メッシュウィンドゥは2ヶ所に増えます。メッシュウィンドゥのフードをくくりとめるものがなくなったので、風が吹くとパタパタします。

幌生地自体の質感が高く、おしゃれな雰囲気。内張りもあり、遮光性を高めています。

シルエット アップリカ トッコレヴ シルエット ショコラクワトロ シルエット ショコラ600 シルエット
幌の生地
デリケートなカラーリング

ベーシックなカラーリング

ソフトで質感高い雰囲気
  
段差越えの操作性と安定性 

ベビーカーは平らなところばかり転がすワケではありません。
でこぼこ、段差のあるところも快適に走行できないといけません。
ベビーカーの車輪は1〜2センチの段差でも角度によっては引っかかって動けなくなることがあるので、
ハンドル操作で乗り越えなければなりません。下記のデータは、そうしたハンドル操作時の必要荷重を
「5キロ」のダミーを乗せて計測したものです。
★ハンドル部にフックを付けて荷物をぶら下げるケースがよくあります。これは基本的にご法度なのですが、
便利なのでついしてしまいますね。下記のACはそうした荷物をぶら下げるケースと同じです。したがって
軽いと操作性は向上しますが、荷物のぶら下げで転倒する恐れも出てきます。相反する要素なので注意してご覧下さい。

 
ハンドル操作でベビーカーの前輪を持ち上げ、段差を越えるという想定で
前方車輪が浮き上がるために必要なハンドルへの負荷を
計測しました。(ダミー人形は5キロ・生後2ヶ月相当)


【背面ハンドル時】
@足で押さえて、ハンドルを引く
A足を使わず、ハンドルだけ押し下げる


【対面ハンドル時】
B足で押さえて、ハンドルを引く
C足を使わず、ハンドルだけで押し下げる
 
 
  トッコ レヴ ショコラクワトロ ショコラ600
@足で押さえてハンドル
   を引く

2.5キロ

軽くできる
2.5キロ

軽くできる
1.9キロ

極めて軽く出来る
@フレームの後ろ側に左右に延びたフレームがあるので、そこに足をのせてから、
  ハンドルを引くと比較的軽い力で前輪が浮きます。
A足を使わず、ハンドルだけで押し下げる
8.5キロ

なんとか出来る
8.5キロ

なんとか出来る
6.3キロ

出来る
ハンドルに荷物をぶら下げても転倒しません。ただ、ハンドルを傷めるので荷物を掛けるのはお勧めしません。 手だけでも前輪を浮かせられるのは便利です。ただし、うっかり重いものをハンドルにぶら下げるとベビーカーごと子供が転倒してしまいます。
A足を使わず、ハンドルだけを押し下げて前輪を浮かせるのは結構力が要るものです。
もし荷物をハンドルに引っ掛けるとしたら、この程度の重さでひっくり返るということです。
★Baby-Proでは、ハンドルに荷物を掛けることは推奨しません。子供が危険ですし、
 ベビーカーの寿命も縮めます。やむを得ず掛ける場合も、ごく軽いものに、留めましょう。
B足で押さえて、
   ハンドルを引く

4.5キロ

出来る
4.5キロ

出来る
4.4キロ

出来る
B対面ハンドルの場合は概して重心から遠ざかるので、足で押さえて、ハンドルを引いても、背面時よりは力がいるものです。けれど、どれも二つ折りのフレーム構造なのでステップ部がしっかりしていて足を掛けやすいです。
C足を使わず、ハンドルだけで押し下げる
(10キロオーバー)
×

ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。

(10キロオーバー)
×

ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。

(10キロオーバー)
×

ハンドルがしなって
持ち上がろうとしない。

C対面ハンドル時に、足を使わず、ハンドルだけで押し下げる方法は、この3種では無理でした。
解説 アップリカベビーカーの平均的な使い心地。対面ハンドル時の段差越えについて注意することを忘れなければ、問題ないでしょう。段差を超えるときはBの方法か、逆向きに、ベビーカーを引いて段差をのりあがる方法でクリアしてください。 4輪キャスターではなくなりますが、その点を我慢すれば、扱い易いベビーカーです。対面時の段差越えは無理をしないように。
  
 
重量バランスもベビーカーの旋回性能に影響します(ダミー5キロ荷重) 

前後車輪にかかる重量バランスを計測してみました。

[括弧]の数字はキャスターにかかる荷重割合。
ベビークルーザーは常に進行方向前側がキャスターになります。
ほかのベビーカーは、背面時 前輪キャスター、対面時 後輪キャスターとなります。

キャスターにかかる荷重が少ないと、方向転換に必要な力が少なくてすみます。

ちなみにハンドルの切り替えをすると、実際にはキャスターの軸位置が微妙に変わるため
背面時と対面時と両方で計測をしています。  
  トッコ レヴ ショコラクワトロ ショコラ600
【背面ハンドル時】

 [38]62

【対面ハンドル時】

 33[67]
【背面ハンドル時】

 [38]62

【対面ハンドル時】

 33[67]
【背面ハンドル時】

 [34]66

【対面ハンドル時】

 [39]61
キャスターの数 4輪キャスター 4輪キャスター 2輪キャスター
背面ハンドル時の
キャスター位置

(画像はイメージ)
対面ハンドル時の
キャスター位置

(画像はイメージ)
解説 4輪キャスターの場合は、前後のバランスが偏りすぎていると、トータルな使い心地が悪くなります。アップリカのベビーカーは前後バランスに偏りがありがちなのですが、ホイールベースを広げることで、少し緩和しています。

赤ちゃんの頭側が重いので、背面ハンドル時はそのことが良い方向に働き、快適な使い心地ですが、対面ハンドルにすると、余計に重心がキャスター側にいくため、コントロールがやや渋くなります。

ただし、4つ折り構造のベビークルーザーなどに比べると、
フレームが2つ折りでシンブルになった分、剛性感が高まり、重心の不都合によるコントロールの渋さがほとんど感じられません。フレーム自体はシンプルなものに回帰した形ですが、そのおかげで4輪キャスターの利点が体感できるようになりました。
背面ハンドル時は前輪キャスターの荷重が軽く極めて旋回性能に優れます。

対面時もキャスターの加重はとても軽く、全体に軽快な押し心地が楽しめます。

ただし、後輪キャスターは、使い方にコツがありますので、次のコラムを参照ください。
       
キャスターの位置と旋回性能 



「前輪キャスター」とか「後輪キャスター」とか表現がありますが、どう違うのかピンとこない方もあるでしょう。

まずキャスターというのは左の写真のような、方向転回を楽にしてくれる装置です。
前輪キャスター 後輪キャスター


そして、進行方向前側の車輪がキャスター付のものを「前輪キャスター」といいます。進行方向後ろ側の場合は、後輪キャスターです。

通常は、2つのキャスターがついていますが、ベビークルーザーのように4輪ともキャスターのものもあります。4輪キャスターは進行方向に対し前側でも後ろ側でも自分の使いやすい方にキャスターを設定できます。

【 前輪キャスターは、ベビーカーをイメージ通りに転がせる 】


予習が出来たところで、その動きを見てみましょう。

・右側の動きが「前輪キャスター」タイプ
・左側の動きが「後輪キャスター」タイプ の方向転回の様子です。

前輪キャスターは後輪側を軸にして向きを変えるため、とても自然な動きでスムーズに方向を変えていくことが出来ます。操作に馴染みやすく、だれにでもイメージどおりに押しやすいところが特徴です。

  

【 前輪キャスターなら、すべて良いわけではない 】

ただし、注意もいります。ハンドルとキャスターの位置関係が対角線上になるので、力が必要になる場合があることです。理想的な前輪キャスターの条件は、下記の3つです。

 ・キャスターにかかる荷重が軽いこと
 ・内輪差が吸収できるように、回転がスムーズであること
 ・ハンドルに加えた力が、キャスターに届きやすいように、フレーム剛性が高いこと

背面ハンドルでこの条件を充たすものは多数ありますが、対面ハンドルではほとんどありません。
ちなみに「内輪差の吸収」についてはこちらを参照ください。 Baby-Pro REPORT1 ベビーカーのキャスターについての考察

 

【 後輪キャスターは、コツがいる 】

後輪キャスターの場合は、行きたい方向と逆の方向に大きくハンドルを送り出してやることで向きを変えます。

上記の動きのように自分の動きも大きくなりやすく、慣れないと大回りをしてしまいますが、ハンドルだけをオーバーぎみに動かすという要領が分かれば右のように最短距離の移動で鋭角な方向転換が出来ます。(ちょっと器用さがいります。)



【 後輪キャスターは、力が要らない 】

左で述べましたように、後輪キャスターは、「大きめのハンドル操作」がコツで若干慣れが必要ですが、
キャスターとハンドルが同じ位置関係にあるので、反応が良く、極めて軽い力で動くのも特徴です。
(単純にテコの原理です。)

【 後輪キャスターは、フラフラするのが当たり前 】

「対面ハンドルで転がすとベビーカーが曲がる」
「対面ハンドルだとフラフラする」

こういう相談をよく受けます。車を運転する方なら次の説明がわかりやすいかもしれません。


前車輪の向きが変わる自動車は、ベビーカーでいう「前輪キャスター」タイプ。前向きには直進性も良く自然に走れます。ハンドルに力をいれなくても自然とまっすぐ転がります。

では、バックで走るとどうでしょう。バックでまっすぐ走ろうとすると、結構フラフラして向きが定まりませんよね。これがベビーカーでの後輪キャスタータイプ。ハンドル操作がシビアに出やすく、常に制御していないとまっすぐ転がりません。


ところが狭い車庫入れなどはバックでなければ融通がききません。倉庫の中をちょこまか動くフォークリフトも後輪がキャスターで、旋回性能に長けています。双子用ベビーカーなど重量が重いときは後輪キャスターだと方向転換がスムーズです。

ハンドルを対面で使用するとなかなかまっすぐに転がせないという声が多いのは、このような特徴からです。個別のベビーカーの不具合ではありません。

<一例 平均的なアップリカ両対面ベビーカーの場合>

5キロのダミーを乗せ、ハンドル上部に横方向の力をかけてベビーカーが回転を始めるのに、
【前輪キャスターの場合】必要荷重2.0キロ
【後輪キャスターの場合】必要荷重0.6キロ

       
なんと1/3以下!


前輪キャスターは操縦性が良く、背面ハンドルとなじみが良い。

前輪キャスターでも、対面になるとスムーズさに欠ける場合が多い(重心の問題)。

2輪キャスターは、対面時に押しにくい不自由があるが、コツである程度は補える。また、ハンドル操作が軽いという利点もある


カラーバリエーション
 トッコ レヴ   ショコラクワトロ   ショコラ600
アップリカ トッコレヴ ショコラクワトロ ショコラ600 
パープル×ピンク PR デコレート ターコイズ GR カームドットピンク PK
アップリカ トッコレヴ ショコラクワトロ ショコラ600 
グリーン×イエロー GN ポルカドットカスタード BR カームドットベージュ BE
アップリカ トッコレヴ ショコラクワトロ ショコラ600 
ブラック×ブルー BK デコレートグリーン NV カームドットブラック BK
カラーラインナップ(拡大画像)
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レポートの続きはこちら

トッコレヴ・ショコラクワトロ・ショコラ600の振動吸収データと総評は、ページ2へ

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